心理学
ミレニアル世代の経済格差:給料が友情に与える影響
外食代の割り勘からグループ海外旅行まで、自分より高給取りの友人がいるのはラクじゃない。かつてないほどに逼迫している私たちのお財布事情。給料の差によって、友情にヒビが入る可能性も?
SNSにおける鬱や“病み”の〈オシャレ化〉はなぜ止めるべきか?
いいねやフォローを求めて、不安症やうつの症状を美しく書き連ねる「美しい苦悩(ビューティフル・サファリング)」。SNS上で流行しているこの現象はどうして問題なのか。精神疾患に〈イケてる〉〈イケていない〉の差をつけてしまうことの功罪とは。
事件ノンフィクション『つけびの村』の高橋ユキが語る殺人事件とうわさと妄想と私。
〈うわさ〉。特に気にすべき物事ではない、と判断して良いのだろうか? sns全盛の現代において、この事象こそ、実は価値観の大部分を占めることに気付いていないひとも多いのではないか。 事件ノンフィクション『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』の著者、高橋ユキは何を追い求めたのか。彼女に、殺人事件、うわさ、妄想、そして彼女自身について聞いた。
〈作話〉研究でみえる、現実と虚構の曖昧な境界線
「私は誰か」「どんな仕事をしているか」「今は西暦何年か」「今どこにいるか」など基本的事実の理解は、できて当然のようにみえるが、作話研究により、それが当たり前ではないこと、そして私たちの現実の把握が、想像以上に危ういことが示される。
〈脳神話〉からの脱却を目指して
マサチューセッツ工科大学の生物学者、アラン・ジャザノフ教授は、脳が過大評価されている現状に警鐘を鳴らす。全てが脳のひとり芝居であり、脳は舞台に立つ唯一の俳優だと広く考えられているが、実際は多くの俳優が舞台袖で待機している。出番待ちの俳優たちを知らなければ、われわれは脳の本当の機能を理解できない。
セラピストが語る、セラピーとしてのジョン・メイヤー
セラピーでジョン・メイヤーの歌詞を借りるなんて、薄っぺらい治療だと思われるかもしれないが、実際、このアプローチは科学的に説明されている。〈表現アートセラピー〉と呼ばれるこの療法は、文章、詩、音楽などクリエイティブな表現を用いることで、患者は自らの感情に入り込むことができ、彼らの内面に変化が生まれる。