年末を定義づける言葉が〈退廃〉〈放蕩〉そして〈永遠と続く乱酔からの朦朧状態〉だとしたら、年始は〈デトックス〉だろう。1月1日になった途端、大晦日まで長らく続いていた飲酒やドラッグが〈新しい年、新しい私〉というキャッチフレーズをかなえるための真摯な計画に取って代わられる。新年をシラフで始めても、これまでのただれた性生活や二日酔いをなかったことにはできないのだが。それでも、1年の始まりを自分のエネルギーのリセットと再調整の期間、いわば、正しい道へと進み始めるための出直しのチャンスとして捉えているひとは多い。例えば〈veganuary(ヴィーガニュアリー:veganとJanuaryを組み合わせた造語)〉といったトレンドに乗っかってみたり、「もう絶対酒は飲まない」という悪名高い断り文句を口にして必死に誘惑にあらがってみたり、あるいは結局1年で数回しか利用しないであろうジムのプレミアム会員になってみたり。こういった新年の抱負に共通するのは、前進・成長するためにはよくない習慣を改めなければいけない、という認識だ。
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そこでVICEは〈The Mystic Mile〉というサイトを運営しているタロットリーダー/占星術師のアーティー・クラーナ(Aartii Khuraana)に、星座ごとの今年こそ改めるべき悪習慣を聞いてみた。ひとといるのが好きなだけでなく、そのひとたちに好かれることを喜ぶやぎ座のあなた。社交的で仕事熱心なあなたが今年習得すべきは、他人の噂話をやめる強さと自制心。また、年末年始も働きづめだったのでは? しっかり休むことも大切です。おおらかで思いやりがあり、何事も決めつけることのないみずがめ座のあなた。今年は、お金以外のあらゆる関係性において、深入りするのを恐れすぎないようにしましょう。年末年始は散財したのでは? 買い物のしすぎに注意してください。夢見がちで、自分だけの世界を持っているうお座のあなた。夢を壊すようで恐縮ですが、タロットによると自己破滅的な傾向があるようです。2022年はアルコールやドラッグ、タバコなど、過激な決断を導く可能性のあるものには手を出さないでおきましょう。自分らしさや自分だけの空間、そして自由を強く求めながら物事を成し遂げてしまう不思議な能力を持っているおひつじ座のあなた。今年は遅刻癖を直しましょう。時間管理に勤しむあいだは、SNSに没頭しないこと。まっすぐで頑固な牡牛座のあなた。より懐の広い自分になるため、今年は何事もやりすぎないことを学びましょう。チョコも、パーティーも、セックスもです。おうし座はあらゆる感覚を満足させるものを追い求める傾向がありますが、自らの行動に意識が向かず、ついついやりすぎてしまうのです。気分屋で機嫌の悪さマックスになることもあるけれど、頼り甲斐のあるふたご座のあなた。新年を迎えるにあたり捨てるべきは、その不機嫌さと自己批判、そしてボディシェイミング。あとタロットによると、ギャンブルにも注意したほうがいいようです。非常に感情豊かで情熱的なかに座のあなた。2022年、トラブルに巻き込まれるのを避けたいなら、友人の陰口を言うのはやめたほうがいいかもしれません。友人の秘密をその辺の知らないひとたちに喋りたくなる衝動に駆られることもあると思いますが、喋らないほうがいいときにはおとなしく口をつぐむこと。それが親身な友人になるための第一歩です。状況をコントロールできないことが許せないしし座のあなた。でも今年は、有害なセックスは手放すべき。恋愛で情緒不安定になるたびに遊びのセックスに頼っても、問題は解決しません。ナルシシストになるのもダメ。自分を愛しながら他人も愛してください。負けず嫌いながら繊細なおとめ座のあなた。2022年に改めるべき悪癖は、酔っているときに昔の恋人に連絡すること。その〈ゲーム〉に勝てることは絶対にありません。贅沢が好きで、それを手に入れるためならどんな努力も厭わないてんびん座のあなた。さまざまなことに夢中になることは知っていますが、もし何か改めることがあるとすれば、優柔不断なところ。あと、小さなことにもすぐに取り掛からず先延ばしにするところです。情熱的でありながら、悲観的なさそり座のあなた。2022年の目標は、もっと他人を許すこと、そして皮肉的な態度を直すこと。最悪の状況を想像するのはやめて、楽観的な見通しを立てましょう。寛大な、広い心の持ち主である射手座のあなた。でも今年はその心を自分のためにとっておき、過去の恋人には使わないでください。その恋がうまくいかなかったのには理由があります。また、そのさいは被害者意識を捨ててください。この世のすべてが自分の敵だという思い込みに負けないように。