写真
家ごと真空パックに挑む奇想天外な写真家! PHOTOGRAPHERHALの続・インタビュー
布団圧縮袋に人間を収納し、掃除機で空気を抜き取っていく。緊張感が張り詰める現場。息苦しさと恐怖、そして圧縮され物理的にも顔や皮膚が歪んでいく。撮影時間は、わずか10秒。それ以上は被写体の命が危ない。そんな作品を手掛けてきたフォトグラファーハルが、今度は家族とその家族の家やゆかりの場所までも真空パックした作品を制作している。この世にも奇妙な作品は、どのようなコンセプトのもと制作され、見るものをどう揺さぶるのか?フォトグラファーハルの新作についてのインタビュー。
カメラマン時代のキューブリックの写真にみる映画への布石
ニューヨーク市立博物館の企画展「Through a Different Lens: Stanley Kubrick Photographs」のキュレーターが、『2001年宇宙の旅』『シャイニング』を世に送り出した監督の素顔を明かす。
労働時間は週60時間超 日本のサラリーマンの現実を切り取るポーランド人写真家
疲れ果てて地面に転がるサラリーマンは、日本ではもはや当たり前の光景になっている。そんな彼らを撮り続けた写真家パヴェウ・ヤシュチュクは、この〈当たり前〉に改めて疑問を投げかける。
五十路を迎えて羽化し、美しく翔んだ 自撮り熟女、マキエマキの写真と人生
自撮り熟女として多くのファンの心を摑み、話題が話題を呼んでブレイク中のフォトグラファー、マキエマキ(52歳)。エロの目覚め、男性恐怖症、バブル、写真との出会い、徒弟制度、自立、結婚──。彼女が語る人生のシーンを繫ぎ合わせ、マキエマキの自撮り写真の〈出生の秘密〉を想像する。
既視感あふれる精神病院の写真
写真の親近感、分け隔てないまなざし、それでいて、あからさまなノスタルジーに溺れることはない。彼は、地元住民の精神疾患、というテーマを淡々と切り撮り、オーディエンスを惹き込む。個人的に感情移入できないアートに、意味なんてないのだ。写真家としての生活、そして精神科病院での仕事は、彼にとってどのような体験だったのだろうか。
〈ラブホテル〉から〈オカルト〉へ ! 虚構とユーモアが融合する写真表現 02
宇宙人やUFOといったオカルトとは異なる〈オカルト〉を、表現しているTAKAMURADAISUKE。散歩の果てに出会った、世にも奇妙な現象や物体は、みるものをどう感化するのか。そこに、〈笑い〉は生まれるのだろうか。
〈ラブホテル〉から〈オカルト〉へ ! 虚構とユーモアが融合する写真表現 01
写真でユーモアは表現できるのか?写真が持つ虚構性に惹かれ、エンターテイメント性をプラスした写真表現を実現するために、選んだテーマは〈ラブホテル〉、そして〈オカルト〉。TAKAMURADAISUKEの写真表現の根幹は、どこにあるのだろうか。
魅惑の光が生む完璧な写真に生涯を捧げる男
スナップ写真の美学における、マイケル・ノースラップのシニカルでユニークな視点は、未だ色褪せることなく、我々を魅了し続けいてる。68歳になった今も精力的に活動する彼の作品を紹介する。